塾長ブログ

京都府公立高校入試問題 英語

京都府公立高校入試問題
令和5年度京都府公立高校前期選抜学力検査
英語の構成を挙げると
・会話の英作
・長文読解(会話文)
・長文読解(スピーチ)
です。
前年より難易度が高いと感じました。
単語力と対訳、文法と作文力と
総合的な学力が試される良問です。
前期は、中期に比べて英作問題が増えます。
本文の単語を使っての英作もありますので、
対訳を素早く正確にする必要があります。
「全文を訳していると時間が足りない」という生徒は、
設問の前後の文を訳すなど、工夫しましょう。
英語の効果的な勉強法は、何と言っても対訳です。
問題文の段落分けや、言い換え表現が難しい国語と異なり、
英語では、問題文を理解すると直接答えにつながります。
長文問題に取り組むときは、解答するだけでなく
問題文の対訳も取り入れていきたいところです。
問題文から一文を抜き出し、対訳する。
その訳をまた元の英文に戻してみる、といったこともやってみてください。
また、英語にも会話形式の文意把握が出題されていましたので
来年度も出題されると思います。

京都府公立高校入試問題
令和5年度京都府公立高校中期選抜学力検査
構成は
・長文読解(スピーチ)
・長文読解(会話文)
です。
難易度は例年並みでした。
前期と比べて、単純に単語量が減りますので、
時間配分に気を付けてじっくり読めば解ける印象です。
私立入試の英語の問題は、発音、文法、英作文、整序文などは
それぞれ大問に分かれて出題されることが多く、その上で長文問題も出題されます。
公立高校の英語の問題は、文法、英作文、整序文などの
問題は全て長文内で出題されます。
長文を読みながら、文法、整序文などを解いていくことになりますので
問題に応じて意識を切り換えていく必要があります。
慣れていないと混乱してしまうことになりますが、
まずは時制(過去、現在、未来)をしっかりとおさえておきましょう。
長文中で、
「今は現在で、ここから過去やな」「ほんでここは未来の予定」
と把握できれば、動詞の変換も整序文のヒントも見つけることが出来ます。

国語と英語は問題文の理解が点数に直結します。
理解しやすくなる方法の1つに、
『線を引きながら読む』
が、あります。
単純でお手軽の割に、高い効果が期待できる良い方法なのですが、
これまた実践できている生徒が驚くほど少ないです。
問題用紙を汚したくない気持ちも分かりますが、
ガンガン書き込む思い切りの良さを身に付けましょう。