塾長ブログ

日本が化石賞を受賞 ~そもそも化石賞って何?~

日本が化石賞を受賞したそうです。
…化石賞?化石いっぱい取れたの?
調べてみました。
「化石賞」とは、

「気候変動対策に対して足を引っ張った国に与える賞」

だそうです。
主に二酸化炭素を多く出している国に与えられるとか何とか。
(個人的に現在の二酸化炭素の量では気候変動に影響を与えるとは
思っていませんが、それはさて置きまして)
で、この度4年連続で日本が受賞したそうで、
(他にはニュージーランドとアメリカ)
日本のメディアが大騒ぎだそうです。
更に調べてみました。
世界でも日本のメディアくらいしか注目していない賞で、
ほとんどの国からは見向きもされていない賞だそうです。
まあ、二酸化炭素を最も多くぶっちぎりで輩出している国が
日本のすぐ近くにありますが、
その国が選ばれていない時点で説得力がまるでない賞です。
ちなみに、日本の太陽光発電量は、中国、アメリカに次いで第3位で、
一人あたりの太陽光発電量は世界1位だそうです。
日本凄ぇ。
また、日本の火力発電は二酸化炭素の排出量が物凄く少ないことで有名です。
日本の石炭火力の二酸化炭素排出量の少なさは世界1位だと。
ということは、日本の火力発電所の技術を世界に広めると
二酸化炭素の大幅削減が可能であると。是非広めて欲しい。
日本やるね。
でも、足を引っ張っている、と(笑)マジか(笑)

例えるなら、
○年△組は掃除頑張ってて教室めっちゃ綺麗やな。
でも、学校全体はまだ汚いな…。
学校全体綺麗にしたいし、
汚い教室を指摘して綺麗にしていきたいなぁ。
でも、あの汚い教室に指摘しても
「しゃあないやろ!汚過ぎて綺麗にならへんねん!」
とか逆ギレするしなぁ…。
…○年△組綺麗やけど文句言わなそうやし、
「もっと綺麗にしないと学校全体綺麗にならへんで!」
って言うとこ。

まぁ、こんな感じではないかと。
日本は「他のクラスに言ってくださいよ。」
と言っても全く問題無いように思います。
しかし、そう言うと必ず難癖をつけられます。

「自分だけ良ければそれで良いのか!」

これを論点ずらしと言います。
環境問題は世界全体で「協力」はするものの
基本的には「各国で頑張ろう」という方針です。
そんな事を言うなら他国のやり方にアレコレ言ってもよろしいの?
すると、
「我々のやり方に首を突っ込むな!」
と、これまた不毛な争いに発展します。
肝心なのは
目的・目標に向けていかに努力したか
そして、どんな結果に結びついたのか
であるのに文句ばかり言っても何も解決しません。
よって、

「化石賞受賞?それが何か?」

と、堂々としていれば良いかと個人的に思います。
悪いことをしたら
「ごめんなさい」
「ええんやで」
なんですが、貢献をしているのに
「ごめんなさい」は必要ないかと思います。
それに、悪いことをしていないのに責任を追及してくる相手には
毅然とした態度を示しておかないと要求がエスカレートしてきます。
エスカレートさせないためにも、しっかりと調べることが重要です。
新聞やテレビ等のメディアが言っていることは
全て正しい訳ではありません。
こんな情報を知れて本当に良かった、と思える記事もありますし、
本当は大したこともないのに「これが世界の常識だ」「国民の意思だ」
と、やたらと大げさに書かれていて、何だかなぁ…という記事もあります。
これは正しいけど、あれには騙されないでおこう
と、自分で判断する力が必要になってきます。
これって本当に正しいのだろうか?と疑問を持つことも大事ですし、
疑問に思うことは調べることも必要です。
勉強は正にこの判断力の訓練だと思っています。

この設問は何を問われているのか?
解くためにはどんな解法が必要なのか?
答えを出した後も本当に正しいのか?
時間があれば他の解法を試してみよう。
自分が覚えている知識が間違っていないか
定期的に教科書を読み返してみよう。
など、「自分で考える」訓練を
勉強を通して積み重ねていただき
自立に繋げていって欲しいと日々指導しております。

最後まで御覧くださり誠にありがとうございます。