塾長ブログ

『中間テスト直し』~理科編~

理科の基礎固めは、
1分野と2分野で少し異なります。

1分野ですと、物理・化学分野なので
『公式』や『法則』を重視して『暗記』も行う。
1分野は計算で解答を求める問題が多くなりますので、
各種公式を覚えることが必須です。
単位のひっかけ問題もありますので、
「㎤」、「㎡」、「N(ニュートン)」など、
問題文の値をそのまま公式に当てはめて良いかを
確認してから解くようにしましょう。

2分野ですと、生物・地学分野なので、
『暗記』を重視して『公式』や『法則』も覚える。
2分野は暗記問題が多く、
社会と同じく漢字で答えさせる学校も多いので
覚える時は漢字で覚えるようにしましょう。
さらに、おススメの暗記法として
『図と一緒に覚える』というものがあります。
例えば、花の構造として
内側から、めしべ、おしべ、花弁、がく
が、あります。
その絵は単純なものですので、一緒に覚えていただきたい。
そして、めしべには、柱頭、子房、胚珠があって
おしべの先には、やく、があります。
これも図を用いて場所や名前を一致させながら覚えると、
図を使った問題に対応出来るようになります。

どちらにも共通することとして
社会と同じく『関連事項も覚える』。
知識は繋げていきましょう。

最後に、個人的に5教科全てにおいて効果的と思われる勉強法は、
『単元を意識して勉強をする』です。数学編でも少し触れましたが、
理科で言うと、
『自分が今、勉強している内容が1分野なのか2分野なのか』
を意識することです。
そして、1分野なら
『物理分野か化学分野か』『圧力』『気体』など
2分野なら
『地学分野か生物分野か』『植物』『動物のからだ』など。
ただただ勉強するのも悪くないのですが、
『今、どの単元を勉強しているのか』
を意識しながら勉強すると、勉強の効果が跳ね上がります。
せっかく貴重な時間を割いて勉強をしているのですから、
少しでも効果が上がる方法を試して欲しい。
では、なぜ単元を意識すると勉強の効果が上がるのか。
これは、テストを解く際の『順序』に関係してきます。
家庭学習や学校の勉強では、
単元ごとに問題を解いていきますので
そもそも「何の勉強をしているのか」
を意識することが少ないと思います。
例えば、「光と音」の単元を学習している時は、
光と音関連の知識を中心に学びますので、授業中であれ
宿題であれ、光と音の知識のみで問題を解いていきます。
宿題ではそれで良いとしても、定期テストや受験では
「光と音」のみの問題はありません。
テストは必ず複数単元の範囲から出題されます。
よって、テストを解く際は自分で
『どの単元の問題なのか』
『どの解法を使って問題を解くのか』
を判断しないといけません。
単元を意識して理解しながら勉強が出来ていると、
「あ、これあの方法で解ける」
と、気付きのきっかけが得られます。

「この問題は『光と音』やから反射とか屈折とか速さを使うんちゃうかな」

「レンズとスクリーンの図がある。光の屈折を書き込もう」

とか

「この問題は植物の問題。植物の分類とかしくみを使うかも」

「単子葉類と双子葉類の分類やから、根、葉脈とかチェックしよう」

などです。
いわば「解法のスタート地点」が分かるので、
スムーズに解き始めることが可能です。
単元を把握すると一連の順序を自分で組み立てられるようになります。
あとは、この一連の記事の本題である、
『ケアレスミスに注意すること』です。

期末テストが目前になりましたので、
最終確認としてお役に立ちましたら幸いです。

最後まで御覧くださり誠にありがとうございます。