近隣の中学校で期末テストがあり、返却されてきました。
前回より上がった教科、下がった教科、目標点に達した教科、
様々でしたが、志塾生全員が頑張ってくれました。
これから夏休みへと向かいますが、
2学期の定期テストも頭の片隅に置いておいて、
勉強の夏、遊びの夏を過ごしましょう。
と、その前に、定期テストが返却されると、
テスト直しの提出を課される教科があります。
提出物は成績に直結しますので、
提出日に、内容を整えて、確実に、提出しましょう。
当然、志塾生もテスト直しを行っています。
そんな時、志塾生の一人から
「学校の先生が『答えだけの直しは出来るだけしないように』て言ってた。」
と連絡がありました。
うむ、さすが、その通りです先生。
テスト直しは、問題から解答までの過程を明確にし
どう理解したのかを書かないといけません。
そのため、
間違った問題、
理解が浅かった箇所、
直しをすることで理解した解き方、
答えに至るまでの過程、
そして最後に正答、
などを書くことが必要です。
せっかく生徒から連絡があったので、
当然、相談(解説)を行います。
以下、生徒に行った解説の概要を記します。
テスト直しで悩んでいる方の負担が軽くなれば幸いです。
※実際の問題の一部を変更しております。
(3) a %の食塩水300gには( ① )gの食塩が含まれている。
という問題の間違い直しをするとしましょう。
(3) ①3a
と書くのが「答えだけの直し」です。
学校の先生に「アカン」て言われたヤツです。
間違い直しの基本は、式や問題文を写すことから始めます。
なので、間違った問題をそのまま書き写します。
(※問題文が長い場合は、ポイントを絞って短くしても可)
次に、どう考えたら答えに辿り着けたのかを記入します。
今回の直し例では、問題文を分かり易く書き換えています。
その後、自分の理解が浅かった箇所を明確にさせます。
直し例では、下線を引いています。
最後に、立式をして正答を書きます。
テスト直し例
(3) a %の食塩水300gには( ① )gの食塩が含まれている。
↓ (※問題文を『何を求めるか』に書き換える)
300gのa %の量を求める。 (※解けなかった原因をはっきりさせる)
百分率なので a /100
↓ (※立式して答えを導く)
300×a /100 = 3a
と、このように解き直します。
英語だったら、英文、日本語文、長文の間違った文の抜き出し。
からの、理解した文法と正答の記入。
その他の教科も、間違った問題の問題文と解き直して理解した重要語句などを記入。
注意点は、時間をかけ過ぎないことです。
内容の充実と提出期限を比べた場合、提出期限の方が優先順位は高いためです。
「問題文をそのまま書き写してたら間に合わないな…」
という時は、問題文から理解が浅かった箇所を抜き出す等で対応しましょう。
上記の直し例の短縮を行うとしましたら
(3) 300gのa %の量を求めればいいので、300×a /100 = 3a
といった具合です。
その他、こうした方がいい、ああした方がいい等、
色々ありますが、テスト直しの基本が伝われば幸いです。
後は、生徒から提出の報告があれば無事テスト直し完了です。
やっぱり報告・連絡・相談は大事。
中学生の内からホウレンソウの指導を…。
まあ、また機会があれば指導しようと思います。
最後まで御覧くださり誠にありがとうございます。