塾長ブログ

AIの弊害 ~「やり過ぎない」 大事なことだと 思います~

便利な世の中になりました。
AIを使えば、短時間で文書作成からイラスト作成もしてくれます。
個人的に、人間の活動の転換期が来ていると感じます。

他方で、生成AIの使い方次第で
精神に深刻なダメージを受ける人が出てきているそうです。

「AI誘発性心理反応」

と、いうそうで、
例えば、対話型生成AIと長時間会話するうちに
抑うつ状態になったり、
自分は選ばれた人間だと錯覚したり、
「世の中は闇の政府に支配されている」
の様な被害妄想を抱いたりするそうです。
どんな人が陥りやすいのか。

『AIの依存度が高過ぎる人』

です。そう、「やり過ぎた」んですね。
人と関わらずに、コミュニケーションはAIだけ
の状態になると発症しやすいのだとか。
どんなことにも言えることですが、
〇〇だけやっていれば大丈夫!
なんてことは、滅多にありません。
バランスが大事。
「AIはここまでにしておこう」という
『見極め』が大事です。

以前こんなことがありました。
「スマホをしょっちゅう触ってる」と言う生徒が、
スマホを教室に忘れたことがありました。
「家まで届けようか?」と電話したところ、
「明日の塾で返してもらうからいい」となり
一晩志塾で預かりました。
すると、その晩スマホを触らなくても案外平気だったそうで、
それからスマホを触る時間が減ったそうです。
スマホやAIの依存度が高いなぁと思っていても、
それは「手元にあるから」かもしれません。
思い切って距離をとってみるのも良い方法だと思います。
私も、AIやスマホを使っているようで実は使われていた
なんてことにならないように、
適度な距離感を保って、
自分で考える習慣を保ち続けたいと思います。

生徒にもそうなって欲しいので、
天羽生式学習法は、
分からないところの解説を行ったら
一旦距離を取り、一人で取り組んでもらいます。
まずは、自分で解法を組み立てる方式です。
何が大事で、どこに注目するべきか
日々生徒と向き合い、私も勉強する毎日です。

最後まで御覧くださり誠にありがとうございます。