塾長ブログ

前期選抜入試問題 国語 ~赤本は やって損無し おススメ教材~

令和7年度京都府公立高校前期選抜学力検査の
国語の構成は

・漢字の読み・書き・分類
・文法(動詞の活用の種類、文節、品詞の種類)
・語彙力(熟語、慣用表現の使い方)
・段落の内容
・読解問題
・作文問題
・会話形式による文意の把握
・意見文
・古文

でした。個人的に難易度が高いと感じたのは作文問題です。
問題文を理解し、問題文の文言を使って作文する問題は
ここ数年毎回出ています。
抜き出し問題とは異なり、
問題文全体から語句を引っ張ってくる必要があるので、
『設問の近くだけ読む』解法が使えません。
問題文全てを読み込む速さも求められますので
普段から文章を読んでおかないと時間が足りなくなります。
文を読むスピード・理解力・語彙力・作文力と
国語の総合力が試される問題でした。
昨年は読解問題の

「文や語句がどういうことを示すのか」
「文意は何か」

が難しく、『言い換える力』が重要視されていると感じました。
言い換える力は、例える力といっても良いかと思います。
例える力は、勉強にも役に立ちます。
物事を理解する時、自分が知っている言葉に置き換えると
納得することが多いからです。
『物体=触れるもの』『非物質性=触れないもの』といった具合でしょうか。
「これってどういうこと?」となった時は、
「例えばこういうこと?」と自分の理解の範囲内に持ち込むことによって
理解が早くなります。
志塾でも「これってこういうこと?」「せやで」を大切にしています。
(当然異なっていたら「いや、こういうことやで」になります)

来年度も似た構成で出題されると予想できます。
どの設問の難易度が上がるかは確実には見通せませんが、
問題構成に合わせた勉強をしておくと、
6割は確実に取れると思います。
これは中期選抜にも言えることですので、
入試直前の今こそ赤本を繰り返し演習しておきましょう。

最後まで御覧くださり誠にありがとうございます。