塾長ブログ

『コロナは正しく怖がりたい』 ~信じられない偽情報が世界には溢れていました~

コロナが流行っています。
流行っていますが、異常なほどの恐怖を感じている方は、
ちょっと落ち着いて冷静になってみましょう。
特に、発症した人をあの手この手で見つけ出し、
見つかるやいなや執拗に絡んで追い込むくらい恐怖を感じている方。
そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。
コロナはどんなに気を付けていても罹る時は罹ります。

が、「治ります」。

御存知かと思いますが、不治の病でもなければ、未知の病でもありません。
ウィルスにより発症する病気で、インフルエンザや風邪と同様、
罹らないよう気を付けていても罹る時は罹っちゃいます。
でも、繰り返し言いますが、ちゃんと治る病気です。
勿論、重症化したり亡くなる方もいます。
が、それはコロナに限りません。
例えばインフルエンザなんか毎年コロナより沢山の人の命を奪っています。
インフルエンザはワクチンがあってもコロナより感染力・致死率が高い病気です。
幼児や高齢者関係なく死の危険がある本当に怖い病気です。
一方コロナは、10歳以下の死亡者はおらず、
10歳以上でも基礎疾患が無い健康な人の場合、致死率は大幅に下がります。
健康な人にとって、コロナはそれほど恐ろしい病気ではないことが分かってきました。
それは発症者の死亡者数と致死率という数字に表れています。
では、その数字はどんなものか。

日本の死亡者数は1160人(8月20日時点)、
これは世界でも最も少ない国の1つであることを示しています。
最も多いアメリカでは10万人以上の方が亡くなっています。
死亡された人の年代別の割合は、
10代は0。
20代で1名が亡くなっていますが、その方は糖尿病を患っていました。
30代で死亡者全体の約0.4%
40代で約1.5%
50代で約3%。
60代で約10%
70代では約27%
80代以上で約57%
(残りは年齢非公表)
となっています。
60代以上の方は、感染しないよう特に注意を払う必要がありそうですが、
中央値を見ると、死亡者は78歳~81歳だそうです。
日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳なので、
実は、男性にとってはリスクが特別高いとも言えないことが分かります。
特にリスクが高いのは高齢者の女性ということになります。
10代の人に死亡者が出ていないので、
若い人は万が一コロナに罹ったとしても、
慌てず病院の指示に従って完治させてください。
また、コロナの「感染者」が1日に1000人を超えた!とか言っていますが、
インフルエンザなんて、「発症者」が1日に3000人以上とか出ますからね。
数字上では、インフルエンザ>コロナ>風邪 の危険度かと思います。
ということは、インフルエンザ並みの予防対策をとっていれば、
働いたり、あまり密にならない程度に出掛けたりもできそうです。
そこまで思い詰める必要もなさそうです。
てな訳で、統計により実はそんなに怖くないことが分かってきましたから、
発症者したからと言って追い詰めるのはいかがなものかと。
インフルエンザに罹った人がいたら

「お大事に。ゆっくり休んで元気になってね。」

と声をかけると思うんです。
繰り返し言いますが、
インフルエンザなんてワクチンがあってもコロナより死亡者が多い病気です。
コロナで大騒ぎするならインフルエンザでも大騒ぎになるはずです。
が、インフルエンザが大流行しても

「お互い気を付けようね。」
とか、罹った人には
「お大事に。」

て、言うじゃないですか。

「インフルエンザに罹りやがって!この人でなしが!」

とは、ならないと思うんです。
コロナだからっていくら何でも怖がり過ぎじゃないですかと。
メディアに踊らされてはいませんかと。
怖がらせたのはメディアなのに、
コロナ発症が原因で散々叩かれて自殺に追い込まれた人がいたとしても
メディアは一切責任を負いませんよと、思う訳です。
なので過剰に怖がりすぎないようにしたいものです。
くり返し言いますが、コロナは治る病気です。
そもそも、コロナ「だけ」が特別危険な病気扱いをされている原因の一つに、
「2類感染症に指定されている」ということがあると思います。
2類感染症なので「罹ったら強制入院」ですし、学校や職場も強制閉鎖になります。
国が定めたルールですから。
この「即入院」「即閉鎖」のイメージが強すぎて
現状「世にも恐ろしい病気」という曖昧な認識に繋がっているかと思います。
ただ、入院したり閉鎖になりますが、

治ります。
元気になります。
日常は戻ってきます。

強制的に隔離措置(入院)をとられますが、入院費は公費負担で患者に負担はかかりません。
濃厚接触者の追跡調査もしますし、感染リスクも減らせます。
強制入院とか閉鎖とか何やら物々しいですが、治ります。元気になります。日常は戻ってきます。
まずは、そういった理解が今は必要ではないかと思います。
コロナに罹った人がいたら、

「運が悪かったね。早く元気になってね。」

と思いやりの心を持って接していきたいものす。
しかし、大騒ぎしている人は『自分が罹ったら』とは考えないものでしょうかね。
自分も罹ったら執拗に叩かれるというリスクを考えないものなのか。
自分だけは叩かれないと思っているとしたら、とんでもなく甘いとしか言いようがない。
運悪く発症して叩かれた後で気付いても後の祭り。
そうなる前に、コロナ叩きの風潮を少しずつでも改めていきたいものです。
好きでコロナに罹った訳ではなく、ましてや故意に他人にうつそうなんて考えていない人に
無駄に強く当たる必要は全くないと思います。
日本には「お互い様」という素敵な精神があるので、今こそ発揮していただきたい。

一方で、中には好きでコロナに罹りに行ったり、
故意にうつそうとする人の道を外した人が、残念ながらごく少数います。
ごく少数なんで、ほとんどいないんですけどね。
少なくとも私の周りにはいません。
いたら交友関係を断つレベルです。
メディアなどで大きく取り上げられるのがそんな道を踏み外した人ばかりなので、
世の中には不届き者が溢れているような錯覚があります。

が、錯覚です。気のせいです。気にし過ぎないようにしましょう。

そんな輩はほとんどいません。
しかし、全くいない訳ではないのが厄介なところでもあります。
ですので、そんな輩に運悪く出会うことも考えて、
外出時のマスク着用は自己防衛の観点からも必要です。
ソーシャルディスタンスも意識する必要もあります。
インフルエンザより怖くないとはいえ、コロナは2類感染症ですし、
祖父母など高齢の御家族と同居されている方は、
高齢者のリスクを考えて、まずは予防に全力を注ぐ必要があります。
治る病気だからと言って何もしなくていいわけではありません。
日頃から予防を心掛けてリスクを最小化しておき、
万が一罹ってしまった時は慌てず冷静に広めないよう、
そして、完治させる行動をとっていきたいものです。

そんな、日本でも大荒れなコロナ騒動。
外国では、想像を絶するような騒動が起こっていました。
恐怖のあまりとんでもない行動をとっています。
イランなどでは、

「高濃度アルコールがコロナの予防に効く」

といった噂が流れたそうなんですが、
何故か予防や治療に有効と信じてメタノールを飲む人が続出。
メタノールて。
そう、理科の実験で使うアルコールランプに入ってるやつです。
そりゃ高濃度アルコールですが、飲料ちゃいます。
で、それを飲んだ人が何と5900人以上。
メタノールを飲んだ5900人が入院、ということですのでまだまだ飲んだ人いそう。
結果、約800人が死亡し60人が失明とのことです。
南米では塩素系洗剤を飲んでいるとか。
キッチンハイターを飲むようなものです。
これも当然飲料ちゃいます。
インドでは、SNS系の偽情報に騙されて、牛の尿や糞を食べる。
サウジアラビアでは「ラクダの尿が効く」といった偽情報が流れ、それを飲む。
中国では「56℃以上の熱いシャワーをするとウィルスに抵抗できる」
という偽情報を信じて、実際に浴びて火傷を負い、
「ドライヤーの熱風を手と顔に30秒間当てると良い」
という偽情報を信じて、やっぱり火傷する。

「ちょっと落ち着け!」と言いたい。

日本にも偽情報はありましたが、
「納豆が効く」とか最近では「イソジンが効く」
といった常識の範囲内でした。
まあ、たとえ世界の偽情報が回ってきたとしても、
メタノールを飲む人は日本にいないとは思います。
日本では信じられないことが世界では起こっていました。
こんな話を聞くと、つくづく落ち着いて行動することと、
ちゃんとした教育を受けることは重要だなと思います。
日本で、食べちゃいけないものを食べる事件が全く起きないのは
日本の教育の賜物だと思います。

「それ食べたらあかんやろ」

と、日本人全員が冷静にツッコミを入れられるのは、実は本当に凄い。
私も教育を(ほんの一端ですが)担う身に誇りと責任を感じます。
正しい知識を選択し、危険な行動をとらないよう
日頃から色々なことを学んでいきたいと思います。
また、責任を果たすためには、
自分や生徒が発症した時のことも考えておかないといけないと思います。
最悪の事態が起こってしまった時は、
ルールに則って出来るだけ素早く有効な行動をとらなければならないので、
予め、行動を確認しておかないと迅速な対応がとれないからです。
現段階で、志塾で発症者が出た場合の行動は以下のように考えています。

・塾の所在地を所管する保健所(山城北保健所)に報告し、対応について指導を受ける。
・保健所の調査に協力し、感染拡大防止のため、速やかに指導に従う。
・必要に応じPCR 検査(行政検査)を受検する。
・14日間の健康観察を行う必要があることから、保健所の指示に従い、相当期間塾を閉鎖する。
・保健所が必要と判断した場合には、感染者が勤務した区域の消毒を行う。
消毒は保健所の指示に従って実施することが望ましいが、緊急を要する場合には、
感染者の手指が頻回に接触する箇所(ドアノブ、スイッチ類、手すり等)を中心に、
アルコール(消毒用エタノール(70%))又は次亜塩素酸ナトリウム(0.05%以上)で拭き取り等を行う。

コロナの流行は今年が初めてのため、対応が変化する可能性があります。
その変化にも柔軟に対応していきたいと思っております。
コロナに限らず、どんな時も

「生徒の安全を最優先」

した運営を行っていきます。

最後まで御覧くださり誠にありがとうございます。