受験を目前に控え、受験生も受験生の熱意に引っ張られた一般生も
みんな毎日頑張っています。
しかし、厄介なことに、毎年この時期はインフルエンザが大流行します。
これも毎年のことですが、生徒達には
「体調管理も受験勉強の内やで」
と、万全の体調で受験に臨むことの大切さを伝えています。
と、言うのも、二つの体験に基づくからです。
一つ目は過去の受験生に起こったことです。
10年以上も前のことですが、塾生の中で内申点も模試の偏差値も高く、
志望校合格はまず確実だと思っていた受験生がいました。
当時の山城通学圏の公立高校入試制度は、
2月に「特色選抜」、3月に「一般選抜」を実施するというものでした。
選抜方式に多少違いがありますが、
日程的には現在の前期選抜・中期選抜と思っていただいて構いません。
そして、その生徒は特色選抜と一般選抜両方を受験する予定でしたが、
多少の油断から特色選抜入試の前日に風邪をひいてしまい
体調不良のまま受験に行かざるをえなくなりました。
寝込むほどではなかったことと、普段の実力の高さから
まあ、大丈夫だろう
と思いました。
が、結果は不合格でした。
一般選抜では体調管理に努め健康な状態で受験できたので
無事志望校に合格しましたが、あれほどの実力を持っていたとしても
体調不良の状態では合格率が著しく下がるものだと痛感しました。
二つ目は、私の実体験に基づくものです。
しかも去年。割と最近。
去年の今頃、私は親知らずに悩まされていました。
受験に向けて頑張る生徒達を見ていると、
受験が終わるまでは歯医者に行ってる場合じゃないな
と思い、中期選抜の日に親知らずを抜くことにしました。
毎年、公立高校受験日には、時間差でインターネットに受験問題が掲載されます。
これも毎年ですが、受験問題の解説を作るために、掲載されるとすぐに問題を解いています。
去年も親知らずを抜いてから受験問題の掲載を待っていました。
そして、掲載されてから国語・社会と解いていましたら、
社会の途中から抜いた箇所が痛みはじめ、数学の掲載を待っている頃には
結構な痛みになっていました。
歯医者さんからは痛み止めの薬を貰っていましたが、
飲もうと思い始めたところに数学の問題が掲載されたので、
解いてから飲もうかと思い直し問題に取り掛かりました。
しかし、これがもう全然集中できない。
痛く痛くて問題どころじゃありません。
それでも我慢して解いていましたが、遂に耐えられなくなり、
問題の途中で痛み止めを飲みました。
痛みが治まるまでしばらく休んで数学の答え合わせをしましたが、
ミスの連発です。
大問1の計算問題からケアレスミスを連発していました。
前述の生徒のことは知識としては知っていましたが、
実際に体験してみると、体調不良時のテストは本当に地獄です。
集中も何もあったもんじゃないので、そらミスも連発します。
以上のことから受験生には体調管理の重要さを説いています。
受験は、ただでさえ緊張して実力を十分に発揮できない生徒が多いものです。
普段の実力・普段以上の実力を発揮するには、健康であることが必須です。
合格にこだわるあまりに無理をして体調不良では本末転倒です。
合格のためにはまず健康であること。次に勉強すること。
受験当日までは油断せずに生活リズムを崩さないようにしましょう。
と、まあ、体調管理のことを言っていますが、
今年は輪をかけて大変そうです。
インフルエンザは毎年のこととして、
異常なのは新型肺炎の方です。
ただ、この新型肺炎、感染力は強いということですが、
インフルエンザほど強いという訳ではなく、
罹ったとしても、死亡率もインフルエンザほど高くないそうです。
現状では空気感染もしないことが分かっていますし、
咳をしている人の半径2メートル以内に近づかないようにするだけで、
感染リスクは激減するそうです。
よって、インフルエンザの予防を心掛けていたら、
そのまま新型肺炎の予防になるようです。
…が、それは建前で、本音はもっと恐ろしいかも知れないと思っています。
発生元の中国の武漢で、
軍隊を動員してまで物理的に封鎖
しているからです。
軍隊を動員して街を封鎖するなんて通常では考えられません。
ドラマやゲームなどフィクションの世界です。
日本に置き換えてましょう。
自衛隊が武器を携え、街を取り囲み、住民の出入りを許さない。
…結構ヤバい状況です。
ドラマやゲームでは(注:あくまでフィクション内での話です)、
まず、危険なウィルスが撒かれたり漏れたりすると、
お偉いさん方が内緒で我先に街の外に逃げ出します。
そして、ウィルスを街の外に蔓延させないために
軍隊やそれに近い実力組織でもって封鎖します。
その頃になってようやく住民たちが気付き、何とか街の外に出ようとしますが、
軍隊に阻まれ出ることはかないません。
その後、徐々に感染力・殺傷力を増していくウィルスによって、
取り残された住民が次々と死んでいき、パニックになった住民は
街中で大混乱を引き起こし、遂に街を脱出していきます。
それとともにウィルスも世界中に伝染し、人類がウィルスによって
滅亡の危機にされされる…。
まあ、あくまでドラマやゲームなんかの話ですが。
しかし、現段階で、
共産党のお偉いさん方が我先に逃げ出し、
軍隊でもって街を封鎖し、
感染して死亡する方々が徐々に増えていること、
までが現実世界で起こっています。
…マジか。
そら世界各国で中国からの渡航を制限する気持ちも分かります。
フィリピンでは、中国からの旅行客を問答無用で追い返す念の入りよう。
しかし、日本では入国の際、一応検査をしますが、
渡航制限は今のところ実施せずです。
ここ京都は観光都市で、海外からの観光客は非常に多いので、
本音では渡航制限をして欲しいと思います。
渡航制限をしないならしないで、検査はもっと厳重にして欲しいです。
人類滅亡はしないにしても、大切な生徒達、
特に受験を控えた生徒達に感染することは御免被りたいです。
インフルエンザの方が新型肺炎より恐ろしいウィルスだとしても、
コロナウィルスも恐ろしいウィルスには間違いありません。
が、現状の日本では、異常に恐れなくてもいいようです。
日本は、医療設備も技術も、生活環境も世界屈指のレベルの高さを誇るからです。
例年以上に感染予防を行い、毎日栄養を摂って、十分に休息を取っていると、
感染リスクは大幅に下がります。
もし体調が芳しくないと感じたら、早めに病院で診てもらい、
休むことを優先し、決して無理をしないようにしてください。
志塾では少し休んでも通塾回数は確保しますし、
回復してからの頑張り次第でいくらでも取り戻せます。
「安全第一、品質第二、生産第三」
というスローガンがありますが、
志塾では
「安全第一、健康第二、勉強第三」
で頑張って欲しいと思います。
最後まで御覧くださり誠にありがとうございます。