塾長ブログ

「勉強の仕方が分からない」そんなあなたに天羽生式学習法

◎「勉強の仕方が分からない」そんなあなたに天羽生式学習法◎

日頃、生徒・保護者様と向き合っておりますとよく耳にする言葉。

「勉強の方法を教えて欲しいんです」
「勉強は結構やってるのに点数が取れないんです」

塾をお探しの御家庭の半数以上が、そんなお悩みを抱えておられるのではないでしょうか。志塾では、少し偉そうですが、天羽生式学習法と名付けて「こうして勉強していきましょう」と、勉強法を御提案し授業で実践していただいております。
この度は志塾のブログを御覧くださり非常に光栄ですので、天羽生式学習法・御自宅バージョンを御覧いただきたいと存じます。なお、家庭学習の王道、と言いますか絶対外せないものは『学校の課題』です。家庭学習の一環として学校の課題を片付けることは、皆さん御存知だと思いますし、「勉強の仕方が分からない」というお悩みは、主に学校の課題以外の自主学習についてだと思いますので、ここでは自主的な家庭学習の方法をお伝えします。

家庭学習でおススメすることは2つです。

『今、学校で勉強していることの単元を把握すること』
『その単元に関する言葉の知識を深めること』

保護者の皆様からは、「いやいや当たり前やん」「そんなこと知ってるよ」というお声が聞こえてきそうですが、そう仰らず「やっぱりそうだよね」と共感をしていただけたら幸いです。

そもそも家庭学習は、学校や塾で学んだことを復習して理解を深めたり、次の授業に備えて予習をするのが基本です。復習では「何を」「どうするのか」をおさえておかないと解法をすぐに忘れてしまいますし、予習は「何について」「どんなこと」を学ぶのかを調べないと効果が半減します。

例えば、英語の勉強をするとき、単語練習をしたり、教科書の対訳をしたり、問題集などで英訳・英作文・適語補充・整序問題などを解いていると思いますが、何の単元の勉強なのかを把握していると効果が倍増します。

「このページの問題はとりあえず単語にsを付けとけば解ける」
ではなく、
「このページの単元は『三単現のs』だな」
という具合です。

そして、『三単現のs』の問題を解くときは、『三単現のs』とはどういうことなのかを理解していると、より理解が深まります。よって、

『三単現のs』と言えば、『三人称単数が主語の現在文では、一般動詞にs(またはes)が付く』

ことを把握することが極めて有効なのです。
更に、
「三人称と言えば」
「単数と言えば」
「主語と言えば」
「現在文と言えば」
「一般動詞と言えば」
と細かく言葉の意味も把握することで、知識は盤石になっていきます。

「とりあえずsを付けておけば良いや」というフワッとした勉強では、基礎が全く身に付きません。単元名・文法名・言葉の知識を積み重ねることで、基礎が固まり、応用問題も解けるだけの実力が身に付くのです。

 また、言葉の知識が不足していると、学校や塾の授業中で先生の説明内容そのものが理解できません。

「この文は『ずっと~している』で現在完了にする文やから、主語に注意してhave + 過去分詞の形で文を作ります」

この様な説明でどれくらいの生徒が理解出来ていることか…。

現在完了って?
何で主語に注意すんの?
過去分詞?

という状態なら、授業中眠くて仕方ないはず。これが「先生の説明が分かりにくい」原因の一つだと考えられます。同じ先生に教えてもらっているのに生徒によって分かりやすさの評価が変わるのは、言葉の知識がついているかどうかの違いです。授業中の説明が分かれば、授業も退屈せず集中できるので、評価点も良くなり成績も上がりやすくなります。
ちなみにこの記事の言葉の中で、曖昧にしか理解していない言葉はありませんでしたか?
例えば、『適語補充』や『整序問題』や『盤石』など。文を読むにあたって、言葉の知識があるのとないのとでは伝わり方に大きな差が出来ますので、これを機に調べてみて、この記事を再読してみてください。

 家庭学習では、まず言葉・語句の知識を付けることを考えて勉強してみましょう。志塾では、考えられるだけの分かりやすい表現で説明するようにしておりますが、分かりにくかったら別の表現で説明しますので、遠慮なく仰ってください。

「あ~、ここの一次関数のグラフ上にある三角形の面積の問題、底辺は分かるけど高さが分からへんわ。明日先生に聞いてみよ」

な~んて勉強が出来る様になれば、自分の足りない知識が明確になりますし、分からない問題の分からない箇所をピンポイントで調べられたり、質問できるようになります。
「分からないところが分からない」状態から、質問のレベルも上がって実力がメキメキ向上しますよ。
よろしければ、天羽生式学習法・御自宅バージョンをお試しください。

最後まで御覧いただき誠にありがとうございます。