塾長ブログ

読書感想文講座 ~主語述語 伝える時は 忘れずに~

今年も読書感想文講座の御依頼をいただきました。
誠に光栄なことでございまして、
喜んでお引き受けいたしました。
昨年の講座を振り返り、内容を見直して臨みました。

昨年の講座では、
文章の作り方に苦労している方が多かったので
今年は文章作成に力を入れました。
文章を書くのに苦労している方は、

「良い文を書かないと」

と、思いがちなのではないかと個人的に思います。
では、「良い文」とは?
…何だかフワッとしていませんか?
このフワッとしたものが何なのかをハッキリさせると
文章の作り方が分かってくるのではないかと思います。
今年の講座では、

「良い文」とは「分かりやすい文」
では、「分かりやすい文」とは?
「主語、述語がある文」
主語は省略される場合もありますが、
それは主語が何かがはっきりしている場合です。
文章を作る時は、まず主語と述語から始めよう。

と、お伝えいたしました。
まずは主語・述語。短くても良いのです。
主語と述語を書いて、付け足していけば良いからです。
例えば、

私は、面白いと思いました。

私は、主人公のセリフが面白いと思いました。

私は、主人公の「〇〇」というセリフが面白いと思いました。

私は、△△の場面で主人公が言った「〇〇」というセリフが面白いと思いました。

といった具合です。

まず、どんな文を書きたいのか。
次に、読み手に伝わるよう詳しく説明する。

という順番で文章を作っていきます。
主語と述語がはっきりしていると
相手に伝わりやすい文になります。
最初から長い文を作ろうとせず、
伝えたいことは何か、を大切にする。
そんな講義をいたしました。

後は、読書感想文講座のために読んできた本も多くなり、
個人的ではありますが、
それぞれの本の内容・感想の抜粋も溜まってきましたので
作文GPTなるものを作って、
読書感想文作成の参考にしてもらったりもしました。

感想を伝えたい時、主語・述語は重要ですが
逆に、文を理解したい時も重要です。
「この文、分かりにくいなぁ…」という時は、
その文の主語・述語を把握してから
読み直すと理解しやすくなります。
文の最も基本的なことだからこそ忘れがちになる
「主語・述語の重要性」
読書感想文講座を受講していただいた方には
これからも気にかけていただけたら幸いに存じます。

最後まで御覧くださり誠にありがとうございます。