塾長ブログ

堀川・嵯峨野高校が専門学科に一本化 ~実績を 積み重ねたから 出来ること~

京都市立堀川高校と
京都府立嵯峨野高校が
専門学科に一本化するとの発表がありました。
現在、堀川高校には探求学科群と普通科の2学科があり、
嵯峨野高校には京都こすもす科と普通科の2学科があります。

堀川高校の探求学科群は、府下全域募集で定員160名
普通科は、京都市・乙訓地域募集で定員80名。
京都コスモス科は、府下全域募集で定員200名
普通科は、京都市・乙訓地域募集で定員120名です。

2027年度入学生から、両校とも普通科が無くなり、
堀川高校は探求学科群のみとなり、
定員を240名とするそうです。
240名中、160名は府下全域募集、80名は京都市・乙訓地域募集。
今まで、府下全域募集(京都市・乙訓地域を含む)160名が定員だったため
府下全域(京都市・乙訓地域以外)で160名定員と
京都市・乙訓地域80名定員で計240名定員になります。
嵯峨野高校も京都コスモス科のみになり、定員を320名にするそうです。
こちらも320名中、200名は府下全域募集、
120名は京都市・乙訓地域募集です。

単純に定員が増えたといっていいでしょう。
個人的に
「定員が増えたので難易度は下がる、訳ではない」
と考えております。例えば、
「壁が高いと諦めていた層」
が、奮起することも考えないといけないからです。
この層は、専門学科の受検を考える程の学力を持っています。
定員が増えるのなら挑戦してみよう!
と受検に前向きになることで、
学力が劇的に向上する生徒も多いと思います。
その結果、定員が増えて油断していたら、
奮起した層に追い抜かれて不合格になった
なんてこともあり得ます。
入試制度の変更があった時は、
「今までより厳しくなる」
という想定で準備を進めた方が良いと思っております。

今回、堀川・嵯峨野の両高校が、
いち早く入試制度改革に対応したということは
受検生に準備期間を長く用意してくれたということです。
「しっかり準備を整えて受検に臨んでください」
というメッセージと捉えております。
入試制度改革にすぐに着手し、迅速な判断を下せたのも
残してきた高い実績によるものだと思います。
二校ともに、高い実績を更に伸ばす方向へと決定されました。
言うなれば、
「生徒のポテンシャルを最大限に引き出す」
という決定だと思います。
これには「流石」の一言。
今までより熱の入った指導が行われると思って良いかと思います。
頑張って入学する価値は十二分にあるかと存じますので、
探求学科群、京都こすもす科に魅力を感じている方は
受検対策を意識して今から準備を進めていきましょう。

最後まで御覧くださり誠にありがとうございます。